FODMAP公開記事

みんなの低FODMAPひろば運営チーム
2023.10.10 14:13

高/低FODMAPの一覧<簡易版>

(このページの更新日:2023年10月10日)

低FODMAPダイエットを始めて間もない方や、興味があって始めてみたいけど難しそうだなと考えている方向けに「高/低FODMAPの一覧」の簡易版を作成しました!

どの食材に気をつけるべきか、どの食材なら食べられそうか、まずは代表的な食材をチェックしてみてはいかがでしょうか?

会員ページでは各項目で他にもたくさんの食材の高/低FODMAP判定を掲載していますので、是非ご活用ください。(⇒会員登録はこちら

1.米・パンなどの穀物類

低FODMAP中~高FODMAP
米、米粉▲▲小麦粉
きび粉うどん、そうめん、そば、冷麦、パスタ、ラーメンなどの小麦粉が含まれている麺類 
玄米パン、ピザ生地などの小麦粉が含まれているパン類 
こんにゃく麺大麦粉、大麦粉が含まれている食品
 

米粉類は低FODMAP、小麦粉類は高FODMAPと覚えておきましょう。

2.肉・卵・魚

低FODMAP中~高FODMAP
 魚介類全般加工肉
 (ハム、ウインナーなど)
卵、うずらの卵水産加工品
 (かまぼこ、ちくわ、はんぺん等は添加物に注意)
肉類全般
(牛肉、豚肉、鶏肉、羊肉、七面鳥など)
▶︎ソーセージ
 

肉、魚、卵は全般的に低FODMAPですが、添加物に注意しましょう。

3.野菜・野菜加工品

低FODMAP中~高FODMAP
えだまめ(豆のみ)アスパラガス
キャベツ▲▲大豆
▼▼きゅうりズッキーニ
なす▲▲玉ねぎ
▼▼にんじん▲▲にんにく
 

大豆、玉ねぎ、にんにくは代表的な高FODMAP食材です。

4.きのこ・海藻類

低FODMAP中~高FODMAP
寒天キノコ類全般
(エノキ、マッシュルームなど)
▼▼キクラゲ昆布
ひらたけ乾燥わかめ
 

キノコ類は全般的に高FODMAPですがキクラゲとひらたけは低FODMAPです。

5.豆類・豆加工品

低FODMAP中~高FODMAP
油揚げ小豆
木綿豆腐絹豆腐
テンペ納豆
 

製法の違いから木綿豆腐は低FODMAP、絹豆腐は高FODMAPとなります。

6.果物

低FODMAP中~高FODMAP
オレンジ▶︎いちご
※品種改良で甘味が強くなったものは高FODMAPの可能性あり
グリーンキウイグレープフルーツ
ゴールドキウイ▶︎メロン(カンタロープ)
バナナりんご
 

キウイは低FODMAPで食物繊維を豊富に含んでいるのでオススメの果物です。

7.果物加工品・ナッツ類

低FODMAP中~高FODMAP
かぼちゃの種アーモンド
カシューナッツ
デーツ(ドライ)ピスタチオ
ピーナッツ▶︎ヘーゼルナッツ
 

高FODMAPなものが多いナッツ類ですが、ピーナッツは低FODMAPです。

8.乳・乳製品

低FODMAP中~高FODMAP
生乳だけでできた純粋な生クリーム牛乳
カッテージチーズコンデンスミルク
クリームチーズ乳糖を含む乳製品全般
バターヨーグルト
 

チーズやバターは牛乳の脂肪分で作られており、

乳糖はほぼ含まれないので低FODMAPとなります。

9.油・調味料

低FODMAP中~高FODMAP
オリーブオイルガーリックパウダー
きび砂糖(甜菜糖やオリゴ糖を含まないもの)ジャム類
マヨネーズはちみつ
100%メープルシロップ ケチャップ
 

はちみつは高FODMAP、100%メープルシロップは低FODMAPと覚えておきましょう。

10.添加物

低FODMAP高FODMAP
ショ糖(スクロース):
果糖とブドウ糖が同量であれば問題なし。
イヌリン
ブドウ糖果糖液糖果糖ブドウ糖液糖
ブドウ糖(グルコース)還元水飴
 

ブドウ糖果糖液糖は低FODMAP、果糖ブドウ糖液糖は高FODMAPです。

11.飲み物

低FODMAP中~高FODMAP
アーモンドミルク
(無添加、材料に蜂蜜などを含まないもの)
ウーロン茶 
ココアパウダー(無糖)コーヒー飲料で牛乳や大麦などを含むもの
緑茶ジュースで高FODMAPなフルーツが原料のもの
(リンゴ、マンゴー、梨、ミックスジュースなど)
ルイボスティージュースではちみつを含むもの
 

同じお茶でも緑茶は低FODMAP、ウーロン茶は高FODMAPとなります。

12.アルコール

低FODMAP中~高FODMAP
ウイスキー▲▲シェリー酒
日本酒(米が原料のもの)▲▲ラム酒
ビールデザートワイン(甘い味付けのワイン)
 

甘い味付けのお酒は高FODMAPの傾向があります。

このページで公開している項目はほんの一部です。

会員ページには他にも270点以上の食材を掲載しています!

是非会員登録をして、全ての高/低FODMAPの一覧をご覧頂ければと思います。


注記

※ FODMAPの判定は1回の食事における標準的な量を想定しています。

▼▼の表記は、その食品単体で見た時に低FODMAPであることを意味しています。

▼▼の表記のものはFODMAPが非常に少なく、摂取する量を制限する必要がないと考えられるものです。

▲▲の表記は少量でも高FODMAPであり、体に合わない場合は接種を避けることが望ましいとされるものです。

※ 高FODMAP食材(▲▲)は必ず食べてはいけない物ではありません。各食材がその人のお腹に合っていれば高FODMAPでも食生活に取り入れることができ、栄養バランスを良くすることが推奨されています。

※ Monash大学は1日5種類以上の野菜と2種類以上の果物を摂取することが栄養ガイドラインによって推奨されていることに言及しています。

※ 主に下記の参考資料を元にしながら、日本での流通事情などを考慮して当サイトで独自に分類・作成しています。


参考資料

・文部科学省 食品成分データベース https://fooddb.mext.go.jp/

・Monash大学の公式サイト https://www.monashfodmap.com/

・FODMAP everydayの公式サイト https://www.fodmapeveryday.com/

・Fodmap friendly の公式サイト https://fodmapfriendly.com/

・Kate Scaralata and Dede Wilson、Sue Shepherd and Peter Gibson、Pasty Catsos、Robert Dickens and Anita Roseなどの低FODMAPダイエットに関する著書


※グラム表記などの更に詳しい情報はMonash大学アプリやFODMAP Friendlyアプリで確認することをお勧めします。FODMAPに関する3つのアプリについてこちらの記事で詳しく説明していますので是非こちらもご覧下さい。

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